一定水準以上の住環境を保証することは国家の義務であり、 住宅用不動産の価格はより積極的に管理されるべき近年日本では、長引く不況にもかかわらず住宅価格が(一般的な生活者の収入水準に対して)高止まりしており、多くの家庭において、住宅ローンを返済するために可処分所得のかなりの部分が支出されている。こうした現状を考えると、新自由主義的な放任主義だけに住宅供給を委ねることはいかにも不...